現在と言う時制は、過去と未来の時間的幅のない境界線であり、人もその線上に実存し、人の過去やその事実は、人による記憶や記録の存在です。歴史探究とは、その記録から過去の人の存在や事実を探るもので、基本は想像ではなく、残された記録(史料)の真偽も含めた読解にあって、読解に始まり読解に終わると言えましょう。これは、私の歴史にたいする基本姿勢でもあります。
必然的に記述は、「記録(史料)」の引用が中心となりますが、思想信条や宗教などから自分勝手に語るものではないと考えます。しかし「事実」は一つでもその「事実」から派生する「真理」などは人それぞれと思います。
記録(史料)は、所有権や著作権など世俗的な権利関係の問題があるものもあって、取り扱いに注意が必要と思いますが、ここでの私個人のコメントに関する二次使用は許諾不要です。
松本 繁年
1952年生
職業:自営業(東京都足立区)
(2023年6月30日にて廃業いたしました)
(自撮り写真)
ここのホームページの幾つかのコメントを補訂して出版いたします。
目次
1 三経義疏(『勝鬘経義疏』)
1敦煌本と太子本との比較
2太子本義疏の特色
2 法隆寺
3 中宮寺「繡帳」(天寿国繡帳)
1繡帳復原文
2繡帳銘文への疑義の検証
4 釈迦如来坐像光背銘
5 『日本書紀』での太子の記述
1『日本書紀』とは
2敏達天皇紀での記述
3用明天皇紀での記述
4崇峻天皇紀での記述
5推古天皇紀での記述
6 斑鳩宮襲撃事件
[別稿] 「憲法十七条」訳注(上宮太子論別稿)
[付録] ①『弘仁私記』序文(訳注)
[付録] ②「蘇我入鹿暗殺事件」のその時
[付録] ③『日本書紀』から消えた「序」
発売予定日:2022年7月1日
価格:1,600円+税
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